2011年07月29日

明日から、木のキッチン見学会 in 東京です♪

ウラ夫です。こんにちは。

いよいよ明日30日(土)、31日(日)は、「木のキッチン見学会 in東京」です。
勝手にキッチン見学会と銘打ってますが、
キッチンを作らせていただいたお家の完成見学会なんですね~。

すべて日本の山で育ったサクラの無垢材を使い、
接着剤にニカワ、エゴマの油と蜜ロウで仕上げるなど、
出来る限り化学素材を使わず、自然素材のみで作りました。
食べ物をあつかうキッチンだからこそ、とことん安全と居心地の良さにこだわった、
本物の木のキッチンです♪

スタジオママルは、長野県松本市で木のオーダーキッチンを作っている、とても小さな会社です。
東京で見学会をさせていただくことは、これまでそう多くはありませんでした。
ですので、ほんものの木のキッチンを探されている方や、
自然素材のキッチンづくりに興味のある方にとって、実際に触れて確かめていただける、
よいチャンスになると思います。
ぜひお出かけください♪

日時:7月30日(土)、31日(日)
時間:9:00~17:00
場所:東京都足立区伊興4-4-8
当日連絡先:永吉さん 090-5547-5165
詳しくはこちら

私、ウラ夫も30日(土)のみになりますが、現地でお待ちしています。
お会いできるのを楽しみにしています♪


  


Posted by ウラ夫 at 19:09Comments(0)キッチン

2011年07月27日

東京で、木のキッチンの見学会を行います

ウラ夫です。こんにちは。
今週末の土日、スタジオママルとしては初めて、東京で完成見学会を行います。
千葉工務店の設計部長・永吉さん夫妻が、渾身の思いを込めてつくりあげたご自邸です。

奥さまとのキャッチボールから生まれた、今回の木のキッチン。
自分で言うのもなんですが、かなりの力作です。
(画像は設置工事中のものです)
























お世話になった家具職人さんたちの技と努力があって、ついに完成しました。
関東圏でママルのキッチンをご覧いただける機会は、これまでそう多くはありませんでしたので、
ぜひ、今回はたくさんの方々にご覧いただきたいと思っています。

日時:7月30日(土)、31日(日)
時間:9:00~17:00
場所:東京都足立区伊興4-4-8
当日連絡先:永吉さん 090-5547-5165
詳しくはこちら

私、ウラ夫も30日(土)のみになりますが、現地でお待ちしています。
木のキッチンのご相談、キッチンプランのお悩み、ご主人の説得の仕方(!)など、
何でも聴いてくださいね♪

設置当初のキッチンの様子はこちら↓からご覧いただけます。
永吉さんの家づくりブログです。


  


Posted by ウラ夫 at 15:42Comments(0)キッチン

2011年07月22日

食洗機、どう選びますか?

松本の地震以来、このブログの更新が滞っていましたが、
クラフトフェアで毎年細々と買い集めた、作家さんのうつわやお皿が
軒並み割れてしまったショックから立ち直れずにいた…わけではなく、
単なる節電対策です。(←言い訳)

パソコンの左手を置くあたりが、異常に熱いんですよねー。
夏到来ですね。ウラ夫です。こんにちは。

今週は台風空けに白馬村のお家まで、キッチンリフォームの打ち合わせに、
そして昨日は蓼科湖そばのお家に木のキッチンを設置してきました。
こんな時期には最適な現場です~。



うーむ、美しすぎます、夏の青木湖。
(白馬に向かう途中。木崎湖もサイコーでした。)

白馬村の最高なロケーションの中古住宅をリフォーム予定のFさん家族。
ご主人が配管のプロなので、キッチンリフォームの工事のほとんどをご自分たちでされるとか。
家族で床張ったり壁塗ったり、楽しそうだな~。

土地柄、スキーや山登り、そして日本海まで足を伸ばしてサーフィンや釣りなど、
アウトドアが大好きなFさん。自然とそのスジのお友達が集まるんですねー、
月に(週に?)何度も大宴会とか。(←参加したい~)

そんな、たくさんのお友達が集まって楽しめるキッチン!をつくりましょう、
ということで、この日は奥さんと作戦会議。

その中で、食洗機どうしようかな~、というお話になりました。

来客やパーティーが多いのであれば、一般的には食洗機の出番と言われてますね。
が、Fさんは当初、食洗機にはあまり期待していない様子でした。

食洗機を使っている家族やお友達からのお話で、
「乾いたご飯粒はさすがに取れないね~」 とか、
「うつわの隅の油汚れはやっぱり無理だったね~」 とか、
結局、手洗いにはかなわない、といった印象をお持ちだったようです。

しかし一方では、グラス類の洗い上がりの美しさは、食洗機ならでは!
という声もありますし…。

まあ、このあたりは機種も違えば、食器の形状や汚れの状態、食器のセットの仕方など
にもよりますから、一概には比べにくいんですけどね。

キッチンを新しく作るにあたって、食洗機を導入するかしないかは、多くの方が悩むところです。
食洗機を導入するメリットとしては、

・多くの食器を洗う手間が省ける。←これはまあ、当たり前ですね。
・時間が節約でき、他の家事や家族との時間などに当てる時間が創り出せる。
・水を流しながら食器を洗うのに比べ、節水が期待できる。
・食洗機自体を、普段使いの食器棚代わりに使える。つまり入れっぱなし ←意外とこう使っている方多いんです。

食器の洗い上がり具合についてはいろいろな意見がありますし、主観も入るでしょうから、あえてはずします。

やはり、普段の暮らしの様子を思い出して考えてみる必要があります。
毎日の時間の過ごし方。
たとえば、朝食・あるいは夕食後、すぐには洗えない事情があって、ためて洗うことになる、とか。
大家族など、洗う食器の量が多く、お母さん一人がどうしてもキッチンに釘付けになりがち、とか。

もちろん、家族の中の分担や工夫でどうにかなることかもしれませんが、食洗機を上手に使うことによってこの辺りが改善されるとしたら、うれしいですよね。

さて、そこで具体的に機種を選ぶ際に大切な、2つのポイントをご紹介します。

まず、普段使った食器が1回に全ておさまるだけの容量があるか?
これは重要です。メーカーによって、同じ大きさでも入る食器の量が違います。
入らないと、残りを手洗いするか、2回に分けて洗うことになり、せっかくの、食洗機の便利さが半減します。
一般的には国産メーカーに比べ、海外メーカーのものはかなり大きいですが、
1回の食事で使う食器の量は家族によっても違いますから、これが、十分おさまって余裕があるか、
確かめてみるといいと思います。

もっとも、国産の食洗機は洗い終わりも早めで、2回に分けて洗うのも気にならない、
という方もいらっしゃるようです。
1回洗い終えるのに要する時間、これを同時に調べておくことが大切です。

まあ、そうは言っても、家族が将来的に増える可能性があるのでしたら、大きめなものを選ぶと安心ですね。
ただ、国産では450幅のものが主流で、600幅の大容量のものはあまり選択肢がありません。
むしろ海外メーカーの450幅のものの方が大きくて使いやすいとも言われるぐらいです。


次に、食洗機内の棚に、使う食器がセットしやすいかどうか。
これも重要です。実際メーカーによって、お皿やスプーンフォーク類などのセットの仕方に特徴があります。
これは、とても説明しづらいので、実際に実物を見て試してみることをお勧めします。
この洗浄前のセッティングがやりづらくて、食洗機を使う気になれなかった、という話もよく聞きます。


以上は、キッチンを新しく作る際の話ですので、当然ビルトイン食洗機という前提で書いています。
よく家電店などで売っている、据え置き型のものは、容量も圧倒的に少なく、また、場所もとるので、
どうしても後付けするしかないのでなければ、お勧めしません。

前述のFさんご家族の場合、来客も多く、また奥さんも兼業主婦で、毎日いそがしそう。
食洗機を上手に使えれば、時間の過ごし方そのものが変っていく予感がしますが…。

キッチンデザイナーの重鎮、黒田秀雄先生も、
「食洗機はこれからの男の道具。絶対に容量の大きいものを使え。」
と、家族の時間を作るために、食洗機が重要だとおっしゃってました。

大型食洗機。これからの当たり前になっていくんでしょうかね~?



  


Posted by ウラ夫 at 00:28Comments(0)キッチン

2011年07月04日

松本に地震がきました

だまです。

6月30日の朝、松本に震度5強の地震が起きました。
我が家のある松本市南部が震源域という、まさに直下型でした。

まず最初に…、
メールを下さった方、お電話下さった方。
本当に本当にありがとうございました。

生まれて始めての地震被害。

決して大震災ではないけど、
「このさらなる延長上に、阪神・東日本の被災者の苦しみがあるんだ!」と
実感するような体験でした。

前の夜から、震度1、2の群発地震が続いていました。

3月の震災の時に、
やはり宮城で、震度3、4の群発地震が続いていたのを思い出し
「こりゃ、少し大きいのが来るかな」と予測。

ウラ夫に言って、テレビを床に下ろしておいてもらいました。

30日の朝も、地震速報にもスルーされる程度の
小さな地震が頻発。

朝食が食べ進まない那央(3歳)に
「なーちゃん、おっきい地震が来て避難所に行くようになったら
 ご飯いっぱい食べられないよ!食べれる時に食べちゃいな!」
などといって、せかしていたです。

その15分後、地震は発生しました。

ゴゴゴーっという、轟音。
家全体がブレるように揺れ、咄嗟に
まだテーブルについていた那央を抱きあげ
覆いかぶさるように、床にふせました。

轟音と同時に、ビクン!とおびえて、手を伸ばしてきた那央。

「だいじょうぶ、だいじょうぶ♪」と背中をさすりつつ、
夫婦どちらからともなく「うわぁ、来ちゃったなぁ」

揺れはすぐに止みました。
でも、しばらくは、近所の犬や小鳥が騒ぐのを聞きながら
動けませんでした。
もう一度「来ちゃったなぁ」とつぶやいてみたりして。

那央は、泣きもせずケロリとしているので
(まぁ、それはそれで問題だけど)
ひとまず、ウラ夫に頼んで、近所に声をかけにいきました。

うちのご近所さんは、年配の女性世帯主が多い。

「○○さーん、だいじょうぶー?」ときくと、
ひとまずの返事があったり、顔を見せてくれたりして、
隣組やご近所さんは無事の様子にひと安心。

ほどなくして、皆が近所の空き地に集まった。
誰もが顔に動揺を隠しきれない。

「ちょっとぉ、何これ?怖かった~」
「どうしよう、家ん中めちゃくちゃだよ!」
「心臓がどきどきして、おさまんないよ」
「こわくて、へぇ、家に入れない!」
「生まれて初めてだよ、こんなこと!」と85歳の大家さん。

心臓が悪いという60代の奥さんは、顔が真っ赤。
とにかく、おばあちゃんとこの方には座ってもらおうと思って
ウラ夫に頼んで、物置から、キャンプ用のベンチを持ってきてもらう。

すると、近所にいながら会ったこともなかった
40代ぐらいの男性が、座る用のダンボールを持ってきてくれた。
那央と私はそこに座らせてもらう。

「とにかく落ち着こう!」お隣さんのこうちゃんママが
缶ジュースとお菓子を持ってくる。
うちも、那央が朝食で食べかけのサクランボとお茶を持ってくる。

その会ったこともなかった男性が、
TVの情報や、知人から集める情報を逐一伝えてくれた。

当然、松本の私たちがこんななんだから
他では、もっとひどい事になってるだろうと思ったし
TVじゃ、ニュース速報の嵐だと思っていたのに…

いたって、のんきな情報がつづく…

えっ?ここだけの地震ってこと?

「桐(松本の北部)に住んでいる人は、なんでもないって」

ええーーーーっ???

東北の地震の時に、被災地の方がTVに映って
「もっと報道してください!」と訴えていた気持ちが
ほんの、ほんの少しだけだけど、分かるような気がした。

そこに、緊迫した声で町内放送がかかる。

「町会長より、お知らせ申し上げます!!!
 先ほど、大震災が発生いたしましたっ…!!!」

…。

大震災?大?
大、ではないかも…


少し、冷静さを取り戻した私たちは(笑)
めいめい、家にひっこみ、散乱した荷物を片付けはじめました。

チャリン、チャリンと、割れ物を集める音が
方々から聞こえました。

うちでは、いち早くウラ夫さんが片付けをはじめていました。

少しでも早く「家族が危なくないような、一定のメドをつけて」
お店の方も見に行かなきゃならない、という事だったのでしょう。

しかし、私の心境としては
また次の地震が来たら、那央とお腹の子を守らなければならない
という恐怖でいっぱい。

正直、がれきの山と化した台所なぞ
放置しておいてもいい!ぐらいに思っていました。

発生直後に活動した疲れがどっと出て
お腹がパンパンに張ってしまい、
那央を抱きかかえて、横になっているのが精一杯。

同じようにいらだっているのに、
見ている方向の違いがあって、ウラ夫と少し衝突しました。

でも、結果としては、
翌日には、ほぼ平常化して、なんの問題もなく
歩けたり、お料理ができたりして、感謝しています。

翌日の信濃毎日新聞を見て、
松本市内でも、被害があったのは南松本だけとわかり、
本当にびっくり!こういうことってあるんですね!?

自分たちと同等か、それ以上の被害写真をいくつか見て
やっと納得がいくっていうか…。

情報の大事さを知りました。

それと、人のつながりって、いいもんだなぁっていうのも実感しています。

震災後のTVで被災者の人が
「人が声をかけあって、あたたかい」というようなことを言っていたけど
本当に、ご近所でいつも挨拶だけの方が、
自分のうちの様子や、周辺情報など、いっぱい話してくれて
言い方は変だけど、少しうれしいっていうか…。

30日の夜は、とにかく余震が怖くて、
(地中から、ゴーッとせまってくる!)
お腹がキリキリと張っては、呼吸法で落ち着き、
それでもドキドキして、なかなか寝付かれませんでした。

東北の妊婦さんたちは、もっともっと怖い思いを
長きに渡って、強いられている。

そう思うと、本当に切ないです。   


Posted by ウラ夫 at 10:43Comments(0)