2007年08月06日

料理はアドリブだぜ!

ジャズと言えばアドリブ(即興演奏)なわけだが、
自称・兼業ミュージシャンのσ(^^)としましては、時には料理にもアドリブがめっぽう効いたりするわけです。(まぁ、運がよければですが…)

妻が出産で里帰りしているこの夏は、輝け!懐かしの一人暮らし月間!ということで、こんな時こそアドリブ料理の感性を磨く絶好のチャーンス!
そんなわけで、ここのところ毎日マメにキッチンに立って遊んでいます。

今日は以前、半ば偶然に生まれた料理のうちのひとつを紹介します。
念のため申し添えておきますが、わざわざ紹介するぐらいですから、あくまで成功例ですよw。
作り方・材料はすこぶるいい加減ですが、「青春の○卓」的ではないハズです。たぶん(←少々弱気)。


手作りヨーグルトを使ったスープです。(ヘタレ写真でいけませんが)
隣はうちの庭で採れた、今年初物のトマト。

我が家ではヨーグルトを手作りしていますが、このヨーグルト、そのまま食べるだけでなく、料理の材料として使うと予想以上の美味しさを発揮します。
一番簡単なのは、このヨーグルトに塩、オリーブオイル、ニンニクのすりおろし、もしあればレモンを搾って混ぜ混ぜ。おそろしく美味しいドレッシングが出来上がります。サラダにかけると旨いです。

これはたぶん、以前食べたトルコ料理だかギリシャ料理だかの記憶が頭のどこかに残っていて出来上がったものではないかと。

場合によっては入れるのは塩だけでもOK。
手作りヨーグルトって不思議なもので、そのまま食べても市販のヨーグルトみたいに酸っぱくもないし、以外と淡泊。ところが、塩をひとつまみ入れた途端にうまみパワーが炸裂して、それだけで十分美味しいソースのように変身します。

(余談ですが、みそ汁のだしがない時、代わりにヨーグルトを少し入れてやると、とても良くだしのきいた美味しいみそ汁が出来上がります。えぇ、嘘じゃありませんって。信じて下さい、本当です。)

このヨーグルトドレッシング、簡単で美味しいのでよくやるのですが、さすがに作りすぎて余ってしまう時がありました。
ある日、これをかたわらで作っていたチキンスープに混ぜたらどうか?と実験精神がムクムク。別々に作っていた料理をほんの思いつきで一緒にしてしまったところ、これが予想以上においしい!
あとから考えると、確かに仲の良い材料どうしが集まっていたようです。
今はこんな風に作ります。

材料:
・手作りヨーグルト(市販の酸っぱいヨーグルトでも良いと思います)
・ニンニク(すり下ろしorみじん切り)
・鶏肉(羊にしたらよりエキゾチックな風味になる気がします)
・タマネギ(薄切り)
・レモン
・スープキューブ(コンソメとか、チキンスープとか)
・オリーブオイル

(あれば)
・クミン
・コリアンダー(スパイス類ははすり鉢でするか細かく刻む))
・トマト

作り方は簡単、どうやったって失敗しません。

1.鶏肉とタマネギをオリーブオイルで炒めます。みじん切りのニンニクを入れてもいいです。あればクミンを少々。

2.1の鍋に水を張り、スープキューブを入れてスープをつくります。肉がやわらかくなるまで煮ます。あればコリアンダーなども投入!

3.いよいよヨーグルトの出番です。たっぷり投入!たくさん入れると美味しいです。σ(^^)は3~4人前ぐらいのスープに500グラム以上、ドバッと入れてしまいます。

4.よく煮たら、最後に塩、黒こしょうで味を決め、レモンを丸ごと1個絞ります。はい完成っ!
象牙色のスープが出来上がりました。

酸っぱくてスパイスもきいて、さっぱりとしていながら後をひく感じです。
具としてトマトの角切りとか、彩りとしてブロッコリーやパプリカなんかを入れてあげても美味しいと思います。

こうしてみると、地中海とか中東の料理に似ているような、タイのトムカー(鶏肉のココナッツスープ)に似ているようなで、アドリブと言っても、これまでに好きで挑戦してきた東南アジアの料理や、アラブ・トルコの料理のエッセンスを気分で組み合わせて作っているような感じがします。かと言って、どこの正統派料理でもないわけですが。
ぜひ試してみて下さい。

明日は何作ろうかな…。
  


Posted by ウラ夫 at 23:19Comments(0)料理